<自動車保険の契約ポイント>30代「未来を考え、自分以外にも手厚い補償を契約」

  • 【画像】30代の自動車保険の契約ポイントをチェック

 自動車保険の契約時、念頭に置いておきたいポイントは、年代ごとに異なります。「ずっと欲しかった車を購入した」、「子どもの習い事の送迎に車を使う」、「週末のレジャー目的」……そんな30代が、自動車保険を契約する際におさえておきたい要点とは?
 30代になると、貯金で念願の車を購入するドライバーも多いのでは? 新車や高級車は、修理にかかる費用が高くなりがちだけど、大切な車をしっかり守りたい…そんなドライバーのためにあるのが、車両保険です。ただし、年間20万円以上かかることもあるなど、車両保険は保険料に大きく影響するため、負担になり得ます。

 そこで、車両保険には「一般」(オールマイティタイプ)と「車対車+A」(エコノミータイプ)の2種類があることを覚えておきましょう。オールマイティタイプは補償範囲が広く、単独事故や駐車中の損害もカバーしてくれますが、エコノミータイプよりも保険料は割高に。免責金額を設定することで抑えることはできますが、じっくり検討してから加入しましょう。

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 結婚して家族を持ち、子どもが小学生や中学生に成長して養育費がかさむ30代。子どもの将来のために、お稽古事に通わせる人も多いと思います。例えば、楽器など高価なものを載せ、昼も夜も送り迎えをする場合、補償は手厚くしたいものですよね。実は、車に載せているものについては「身の回り品特約」である程度補償されます。限度額や補償対象について確認してから申し込みましょう。

 また、現在では、事故時のペットのケガについて補償する特約もあります。以前から外資系の一部の自動車保険会社では取り扱っていましたが、最近は国内損保でも取り扱う会社が増えてきました。付帯しても保険料はそこまで高くならないため、検討に値するはずです。

 出勤時は電車で、週末のちょっとした旅行には車を使っている――このようなケースでは、年間の走行距離が2000km〜3000kmでおさまることもよくあります。そこで選びたいのは、走行距離が少ないほど保険料が割引になる自動車保険会社です。

 契約時に設定できる年間の想定走行距離は、3000km以下、4000km以下、5000km以下など、保険会社によってさまざま。実走行距離が想定より大幅に低かった場合は、使わなかったぶんを翌年の保険料から割引く制度を用意している保険会社もあります。また、走行距離が少ないドライバーは、ゴールド免許であることも多いはず。「ゴールド免許割引」についても確認しておきましょう。

 環境が大きく変化しやすい30代。自分への補償のほかに、家族や車を思いやった補償が必要になってくるのかもしれませんね。

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  • 【画像】ファイナンシャルプランナー・横川由理氏

<アドバイザー>
ファイナンシャルプランナー・横川由理
FPエージェンシー代表。 FP資格取得講座をはじめ、マネーセミナー、執筆など幅広く活動。 著書に『最新FP技能士3級 合格完全ガイド』(日本文芸社)、『50歳から役に立つ「お金のマル得術」』(宝島社)、『よい保険・悪い保険2013年版』(宝島社)などがある。
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