2008年12月10日 12時00分

来春の花粉飛散開始時期は「例年より早め」に

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 花粉の飛散予測を発表している日本気象協会は10日(水)、2009年春の「スギ花粉の飛散開始時期」を発表した。09年冬は平年より暖かくなると予測されていることから、飛散開始時期が「例年より10日前後早まる」という。また、同協会は近畿地方の総飛散数を「非常に多い」に変更したことも発表。花粉症の人は、09年春に向けて早めの対策を心がけたほうがよさそうだ。

 花粉の飛散予測は、今夏の気象条件とその後の気象予測、花芽の生育状況をもとにして作成される。気象庁が11月25日に発表した3ヶ月予報で「09年1月、2月は全国的に平年より暖かくなる」と予測されていることから、「花粉の飛散時期が早まる」と判断された。

 また、同協会は近畿・中国地方で行ったスギ、ヒノキの花芽調査で、例年よりも多くの花芽が生育していることを確認。「この夏の平均気温が例年より高温であったことと、降水量が少なかったことが生育に影響したためと考えられる」という。

 全国的な花粉飛散は、北日本(北海道域はシラカバの花粉)では例年・2008年春より少ないものの、南関東から西の地域では例年より多く、08年春よりも多くの花粉が飛散すると予測されている。

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