2008年11月19日 15時00分

コカ・コーラと白元が資源リサイクルコラボ コーヒーの廃材を簡易カイロに

資源利用を行うコカ・コーラ社の「ジョージア」と白元社の「ホッカイロ」  [拡大する]

資源利用を行うコカ・コーラ社の「ジョージア」と白元社の「ホッカイロ」 

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 飲料メーカーの日本コカ・コーラと、総合家庭用品メーカーの白元は19日(水)、資源リサイクルのための共同プロジェクトを発表した。具体的には、コカ・コーラ社の缶コーヒー「ジョージア」のコーヒーかすより製造された活性炭を、簡易カイロ「ホッカイロ」の原材料として再生利用する。このプロジェクトにより生産された商品は、2009年1月下旬より市場に出回ることになる。

 同プロジェクトはバイオマスを原料とした活性炭の利活用を推進する、NPO団体「日本炭化研究協会」の仲立ちにより実現したもの。関東近郊にあるコカ・コーラ社の工場にて排出されるコーヒーかすの一部を活性炭製造事業者に提供。そこで製造された活性炭が白元社に提供され、「ホッカイロ」の原材料の一部になるという。

 これにより、コカ・コーラ社は工場廃棄物の約80%を占めるコーヒーかす、茶かすのうち、コーヒーかすの新たな有効活用が実現できるとともに、白元社は、国内で原料(活性炭)を安定的に調達することが可能となる。現在の技術ではコーヒーかすのみが、活性炭の製造と再利用の対象になっているが「将来的には茶かすを原料とした同様の取り組みも検討していく」(コカ・コーラ社)という。

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