2008年11月13日 06時00分

イープラス、業界初の“アマチュア向けチケット販売代行サービス”を発表

イープラスが発表した、アマチュア・インディーズ向けサービスの『e+WEBオープンシステム』画面  [拡大する]

イープラスが発表した、アマチュア・インディーズ向けサービスの『e+WEBオープンシステム』画面 

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 業界初となる“アマチュア向けチケット販売代行”サービス『e+WEBオープンシステム』を、チケット販売サイトのe+(イープラス)が13日(木)までに発表した。同サービスは中小劇団や楽団、インディーズバンド、個人主催のクラブイベント、アマチュアの発表会などが対象で、登録料金は1公演1万500円。同システム導入に伴い2009年初旬を目途にサイトをリニューアルし、「アマチュア、インディーズアーティスト、劇団を支援していきたい」と同社は語る。

 プレイガイド各社は大手プロモーターやプロダクションなどが主催する公演のチケットを仕入れており、インディーズアーティストや中小の劇団、アマチュアの演奏家などの小規模公演は取り扱いがないのが一般的だった。そのため、インディーズシーンが活性化している昨今でも、大半のアマチュア公演チケットは手売りやメール予約などが主流。同社はそういった手法による手間やトラブルに着目、解消を目指し、サービスの運用を決めた。

 公演主催者は同社サイトに団体概要や公演情報を入力するだけ。販売チケットの代金は、公演終了後に受け取りとなる。購入者はクレジットカード決済やコンビニエンス支払いから選択し、コンビニエンスストアでの発券や、郵送サービスでチケットを受け取る。

 同サービス導入により、インディーズやアマチュアのアーティストもプロと同じようにチケットを販売できるようになるほか、チケット販売情報はプロミュージシャンや劇団などと並列に扱われるため、公演プロモーション効果も見込めるという。同社は「現状だと地方公演の取り扱いが(都市部より)少なくなっているが、このシステムで地方の音楽、演劇シーンが活性化すれば」と期待を寄せる。

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